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21世紀の企業に求められる「企業文化(理念)」

4月9日

















最近,ブログ更新頻度が上がっています(笑)こうへいです。
この後,期日前投票にも行く予定です。皆さんぜひ投票しに
行きましょう^^

さて今回,取り上げるテーマは「企業理念(企業文化)」です。

一見,堅そうなテーマですが肩ひじ張らずにご覧に
なってください。大事な気づきもあると思いますので。

そもそも,なぜ今回この「企業文化企業文化)」というテーマで
記事を書こうと思ったのか。

現在,4年生である私は就職活動をしております。
就職活動において,何を基準にして企業を選択するのか
人それぞれ,その基準あるいは価値観は異なると思います。

例えば,

・「年収○百万円以上」
・「企業の規模・知名度」
・「自分が成長できる会社」
・「社会貢献ができる会社」
・「自分のやりたいことが出来る会社」
・「自分の技術を生かせる会社」 など

様々な基準で,企業選びをしているかと思います。
自分の基準・価値観で判断することが大切です。

私自身の企業を選択する際の基準を考えてみると,
1つのキーワードがあります。

それは,「企業理念(企業文化)」です。

なぜ,このように考えるようになったのか。

リーマンショックを発端とする金融危機や,グローバル競争が
激化していく中で,企業はライバル企業に勝つために「利益至上主義」
に傾倒するようになりました。人件費を削減するために非正規社員を
雇用し,一方で正規社員には過酷な労働(残業含め)を課してきました。

「利益」を得ること自体は,もちろん必要なことだと思います。
しかし,「利益」を得ることが果たして「目的」としてふさわしいのか。

「利益」はお客様に「サービス」を提供した「結果」得る「モノ」だと私自身は
考えております。そして,得た「利益」を基に更に充実したサービスをお客様に
提供することが大切であり,「利益」はお客様に還元するための「手段」である。

ここ最近の社会・企業全体を見ていると,「利益」=「目的」になっている
気がしてならないのです。一番大切な「お客様」はどこに行ってしまったのでしょうか。

そのことに気付かない企業の大半が「価格競争」に突入してしまうのです。
そこは,弱肉強食の厳しい世界であり多くの企業が敗れ市場から去りました。

「安ければモノが売れる時代」は,既に終わったはずなのに。

それでは,働く人たちは何を目指して,何を基準(行動指針)にして働くのでしょうか。

このような変化の激しい時代に,何の「拠り所」もないのは厳しいと思います。

このようなことを数年前から考えていた時に,ある本に出会いました。

ザッポスの奇跡』(著:石塚しのぶ)

ザッポス伝説』(著:トニー・シェイ)

靴のオンライン販売で数々の伝説を残しているザッポスという企業

http://www.zappos.com/

http://ayakofromjapan.com/why-i-love-zappos/

http://japan.internet.com/webtech/20100302/8.html

特に,この企業を表すいくつかのキーワードがあります

・「10のコア・バリュー(行動指針・中核となる価値観)」
・「最高のカスタマー・サービス」
・「”幸せ”を届ける」
・「”モノ”ではなく,”サービス”を売る」
・「至上の顧客サービスとエクスペリエンスを提供する」

特に,紹介したいのはザッポスの「企業文化(理念)」を
表した「10のコア・バリュー」です。

http://about.zappos.com/our-unique-culture/zappos-core-values

ザッポスの社員は,以下の10項目からなる行動指針に
従い,お客様に「最高のサービス」を提供することを使命
(ミッション)としています。

1.サービスを通してWOW(驚嘆)を届けよ
2.変化を受け入れ,その原動力となれ
3.楽しさと,ちょっと変わったこと,をクリエイトせよ
4.間違いを恐れず,創造的で,オープンマインドであれ
5.成長と学びを追求せよ
6.コミュニケーションを通じて,オープンで正直な人間関係を構築せよ
7.チーム・家族精神を育てよ
8.限りあるところからより大きな成果を生み出せ
9.情熱と強い意志を持て
10.謙虚であれ

これを御覧になった方の中には,「こんなの日本企業の社訓」みたいものでしょ!
と思う方もいらっしゃると思います。毎朝,朝礼で大きな声を出して読み上げているかもしれません。

しかし,その社訓を基に行動している方,まして生活をしている方はまずいないと思います。

ザッポスの社員が凄いのは,この「10のコアバリュー」を軸に
仕事においても,日常生活にしても実践していることです。

働く上での「軸」を手に入れたザッポス社員たちは,次々と「感動」を
お客様に届けているのです。

ザッポスにとって一番大切なことは,「利益」ではなく「幸せを届ける」ことなのです。

ただし,一番大事なことは,「企業文化(理念)」を創り「お題目」にすることではありません。
その企業文化(理念)に則り,個々人が実践することなのです

これからは,「利益」を目指すことを「目的」とするのではく「お客様に感動(WOW)」
を届けることを目指していきませんか!?

きっと,素晴らしい世の中になると思います!

リッツカールトンで学んだ仕事で一番大切なこと』(著:林田正光)<読書中>

リッツカールトンの「クレド(信条)」も素晴らしいので,ぜひご覧になってください。

http://corporate.ritzcarlton.com/ja/About/GoldStandards.htm

(最後に)

現在の就職活動を選ぶ軸に「企業文化(理念)」を入れてみるのはいかがでしょうか。
もちろん,働いてみないと分からないという部分もあると思います。
しかし,企業の文化や理念というものは説明会,選考(面接),
社員の対応を通じて少しは分かるものだと思います。


この軸で厳しく見ると,本当に数社に絞られます。

その中で,選ぶのも悪くはないと思います。

数少ない企業に,心を込めて受けるのもいいのではないでしょうか。

内定を取るために,たくさんの企業にESを送り,相手企業のことをロクに調べず,
面接で自分を繕くことが,果たして本当に意味のあることなのでしょうか。

はっきり言いますが,私は受けている企業のことを「手札(持ち駒)」と
呼んでいる人はあまり好きではありません。

それは,ただの「(カード)ゲーム」だと思います。

もっと,自分のことを大切にした方がいいと思います

「顧客第一主義」を掲げる企業は,数多くあります。
その一方で,「社員満足度」を意識している企業は
果たしてどれほどあるのでしょうか。

「社員満足度」の低い企業が,どうして「顧客満足度」を上げることが
出来るのでしょうか。

21世紀,「企業文化(理念)」を大事にしていくのも大切な
ことだと思いました。

コメント

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