昨年,3月10日から17日まで「チェンジメーカー留学inベトナム」
という企画で,ベトナムの中部地方を訪れてから約1年が経過し
ようとしています。
ベトナムに行くまで,「アジア」に全く興味が無かった私が,この
企画をキッカケにアジアに対する興味が湧き,「フィリピン」に
行くことに繋がったという意味で,大きな意味のある出来事で
あった,と感じています。
約1年前にベトナムで感じたことを,もう1度振り返ると同時に
今後の方向性や進路選択の参考にしようと思い,ブログを書
きました。
(ちょうど,3月11日 東日本大地震が起きたというニュースが
ベトナムにいながらも伝わり,現地新聞の一面にも掲載され
ていたことで,この出来ごとは忘れならない記憶となっていま
す。)
<ベトナムを訪れて大きく変わった3つの価値観>
①グローバル化(アウトソーシング)
この辺りは,以前書いた記事にも掲載しているので,そちら
を参考にしてください。この経験は,今でも良く覚えています。
日本企業からのアウトソーシングを受託する現地企業を訪問
した際,日本語を流暢に使いこなすベトナム人が,日本関連
の仕事をしていました。彼らの給料は,物価や経済差などを
考慮しても日本人の給料の「20分の1」程度と聴きました。
従来,「日本人の仕事」・「日本で行われた仕事」だと勝手に
思いこんでいた仕事が,まさかベトナムに流れているとは思い
ませんでした。しかし,このような事実を目の前で見た経験は
今の自分の「価値観」に大きな影響を与えてくれた思います。
この経験が,「日本だけに留まらずに,アジアの現状をもっと
見たい。世界中で仕事をしていくためには,「英語」が必要だ」
と感じ,就職活動を一時的に止めて(休学),「フィリピン」に
語学留学をすることに決めました。
フィリピンにも欧米企業のコールセンター事業が,「安価で
英語が堪能な労働力」を求めて,アウトソーシングしている
,という話を聴いたり,『フラット化する世界』を読んだりして
いたので,ベトナムと同じようなことがフィリピンでも起きて
いるんだなと,改めて感じる瞬間でした。
②日本人/日本語の価値
この企画にコーディネーターとして同行して頂いた,川村さん
と唐津さんとの出会いは,「日本人/日本語の価値」を感じる
ことに繋がりました。
ベトナムに行く前は,お二人とも「ベトナム語」や「英語」で仕事
をしていると思っていましたが,なんと「日本語」を主に使いな
がら仕事をしているとのことでした。
今回の企画や旅行ツアーの企画など,日本人向けの仕事
をするとなれば,当然「日本語」を用いた仕事になりますし,
ベトナムで日本語を話せる人,まして「日本人」という存在
が既に貴重な状況でした。(昨今の日本企業のベトナムへ
の積極的な進出を考えれば,尚更だと思います。)
ベトナム進出の日本企業 1月末で1542社に
http://jp.ibtimes.com/articles/26970/20120217/1329444000.htm
つまり,海外でも日本語/日本人の価値を発揮することは
十分に可能だということに気付くことが出来ました。もちろん
,日本と異なる文化や生活のため厳しい環境であることは
間違いありませんが,「言葉」が原因でアジアで働くことを
諦める必要はない,と云うことを知った貴重な体験でした。
③アジア(新興国)と日本の可能性
私が感じる新興国の魅力は,「未整備かつ不自由な環境」
だと思います。一方で,日本の魅力は,「整備された自由な
環境」だと思います。特に,新興国の道路や水道などのイン
フラは整っておらず,バスなどの時刻はいい加減だけども,
その中でも「些細なこと」を気にせず寛容に,成長を信じて
いる姿は,先人たちの功労により「成熟」し,何もかも満た
された日本では感じることのできない「雰囲気」です。
さらに,ベトナム国民の平均年齢は約27歳,他のアジア諸国
の多くも同様に20歳台を維持しています。一方で,日本は44
歳という状況です。「若さ」(国の活発さ,盛り上がり)などに関し
ては,圧倒的にアジア新興国が勝るのではないでしょうか。
しかし,他のアジア新興国での「日本(人)ブランド」は未だに
高いと云えます。まさに,「信頼(信用)」を基に成り立ってい
ます。ややもすると,自虐にハマりやすい日本ですが,一旦
外に出ると,今まで知らなかった「日本像」を知ることができ
ると思います。
このような「信頼(信用)」を生かし,SNSなどのツールを利用
しながら,アジア新興国を縦横無尽に駆け巡ることができる
時代なのですから,積極的に外に飛び出して行きましょう。
<最後に>
この企画を通じて出会った仲間や社会人の方と,今でも
親交があり,別の企画でも共に行動させて頂いています。
まさに,「人のご縁」に生かされ,助けられていることを実感
する日々が続いています。9月に大学卒業を卒業した後に,
インドや中国を中心にアジアの国々を旅行したり,活躍する
日本人の方へのインタビュー記事を書いたり,したいと考え
ています。(先ずは,就職を決めることが重要ですが)
嬉しいことに,第3期「チェンジメーカー留学inベトナム」が催行
されることが決まったことで,新たな日本人学生がまたアジア,
ベトナムの可能性と魅力に気付くことになります。
将来的にも,アジアで仕事やビジネスをしたいと考えているので
,もし「アジアで〇〇をやっていますよ!」という方がいらっしゃ
れば,ぜひ教えてください。今後とも,よろしくお願いします。
【お知らせ①】2か月前から英語専用のフェイスブックページを運用しています。今回のように海外の大学で行われた著名人による卒業スピーチや海外メディアが報じているニュースなどを中心にウォールで公開しています。世界中の英語で発信されているコンテンツに興味のある方はぜひ「いいね!」をお願いします。
【お知らせ②】学生や社会人の方で、直接お会いしてお話させて頂ける方がいらっしゃいましたら、お気軽にフェイスブックのメッセージにご連絡ください。(友達申請はお会いした方のみとさせて頂きます。)カフェやランチでの交流なども大歓迎です。特に「ソーシャルメディア」や「フィリピン留学/オンライン英会話」などの話はご協力出来ると思います。
という企画で,ベトナムの中部地方を訪れてから約1年が経過し
ようとしています。
企画をキッカケにアジアに対する興味が湧き,「フィリピン」に
行くことに繋がったという意味で,大きな意味のある出来事で
あった,と感じています。
約1年前にベトナムで感じたことを,もう1度振り返ると同時に
今後の方向性や進路選択の参考にしようと思い,ブログを書
きました。
(ちょうど,3月11日 東日本大地震が起きたというニュースが
ベトナムにいながらも伝わり,現地新聞の一面にも掲載され
ていたことで,この出来ごとは忘れならない記憶となっていま
す。)
<ベトナムを訪れて大きく変わった3つの価値観>
①グローバル化(アウトソーシング)
この辺りは,以前書いた記事にも掲載しているので,そちら
を参考にしてください。この経験は,今でも良く覚えています。
日本企業からのアウトソーシングを受託する現地企業を訪問
した際,日本語を流暢に使いこなすベトナム人が,日本関連
の仕事をしていました。彼らの給料は,物価や経済差などを
考慮しても日本人の給料の「20分の1」程度と聴きました。
従来,「日本人の仕事」・「日本で行われた仕事」だと勝手に
思いこんでいた仕事が,まさかベトナムに流れているとは思い
ませんでした。しかし,このような事実を目の前で見た経験は
今の自分の「価値観」に大きな影響を与えてくれた思います。
この経験が,「日本だけに留まらずに,アジアの現状をもっと
見たい。世界中で仕事をしていくためには,「英語」が必要だ」
と感じ,就職活動を一時的に止めて(休学),「フィリピン」に
語学留学をすることに決めました。
フィリピンにも欧米企業のコールセンター事業が,「安価で
英語が堪能な労働力」を求めて,アウトソーシングしている
,という話を聴いたり,『フラット化する世界』を読んだりして
いたので,ベトナムと同じようなことがフィリピンでも起きて
いるんだなと,改めて感じる瞬間でした。
②日本人/日本語の価値
この企画にコーディネーターとして同行して頂いた,川村さん
と唐津さんとの出会いは,「日本人/日本語の価値」を感じる
ことに繋がりました。
ベトナムに行く前は,お二人とも「ベトナム語」や「英語」で仕事
をしていると思っていましたが,なんと「日本語」を主に使いな
がら仕事をしているとのことでした。
今回の企画や旅行ツアーの企画など,日本人向けの仕事
をするとなれば,当然「日本語」を用いた仕事になりますし,
ベトナムで日本語を話せる人,まして「日本人」という存在
が既に貴重な状況でした。(昨今の日本企業のベトナムへ
の積極的な進出を考えれば,尚更だと思います。)
ベトナム進出の日本企業 1月末で1542社に
http://jp.ibtimes.com/articles/26970/20120217/1329444000.htm
つまり,海外でも日本語/日本人の価値を発揮することは
十分に可能だということに気付くことが出来ました。もちろん
,日本と異なる文化や生活のため厳しい環境であることは
間違いありませんが,「言葉」が原因でアジアで働くことを
諦める必要はない,と云うことを知った貴重な体験でした。
③アジア(新興国)と日本の可能性
私が感じる新興国の魅力は,「未整備かつ不自由な環境」
だと思います。一方で,日本の魅力は,「整備された自由な
環境」だと思います。特に,新興国の道路や水道などのイン
フラは整っておらず,バスなどの時刻はいい加減だけども,
その中でも「些細なこと」を気にせず寛容に,成長を信じて
いる姿は,先人たちの功労により「成熟」し,何もかも満た
された日本では感じることのできない「雰囲気」です。
さらに,ベトナム国民の平均年齢は約27歳,他のアジア諸国
の多くも同様に20歳台を維持しています。一方で,日本は44
歳という状況です。「若さ」(国の活発さ,盛り上がり)などに関し
ては,圧倒的にアジア新興国が勝るのではないでしょうか。
しかし,他のアジア新興国での「日本(人)ブランド」は未だに
高いと云えます。まさに,「信頼(信用)」を基に成り立ってい
ます。ややもすると,自虐にハマりやすい日本ですが,一旦
外に出ると,今まで知らなかった「日本像」を知ることができ
ると思います。
このような「信頼(信用)」を生かし,SNSなどのツールを利用
しながら,アジア新興国を縦横無尽に駆け巡ることができる
時代なのですから,積極的に外に飛び出して行きましょう。
<最後に>
この企画を通じて出会った仲間や社会人の方と,今でも
親交があり,別の企画でも共に行動させて頂いています。
まさに,「人のご縁」に生かされ,助けられていることを実感
する日々が続いています。9月に大学卒業を卒業した後に,
インドや中国を中心にアジアの国々を旅行したり,活躍する
日本人の方へのインタビュー記事を書いたり,したいと考え
ています。(先ずは,就職を決めることが重要ですが)
嬉しいことに,第3期「チェンジメーカー留学inベトナム」が催行
されることが決まったことで,新たな日本人学生がまたアジア,
ベトナムの可能性と魅力に気付くことになります。
将来的にも,アジアで仕事やビジネスをしたいと考えているので
,もし「アジアで〇〇をやっていますよ!」という方がいらっしゃ
れば,ぜひ教えてください。今後とも,よろしくお願いします。
【お知らせ①】2か月前から英語専用のフェイスブックページを運用しています。今回のように海外の大学で行われた著名人による卒業スピーチや海外メディアが報じているニュースなどを中心にウォールで公開しています。世界中の英語で発信されているコンテンツに興味のある方はぜひ「いいね!」をお願いします。
【お知らせ②】学生や社会人の方で、直接お会いしてお話させて頂ける方がいらっしゃいましたら、お気軽にフェイスブックのメッセージにご連絡ください。(友達申請はお会いした方のみとさせて頂きます。)カフェやランチでの交流なども大歓迎です。特に「ソーシャルメディア」や「フィリピン留学/オンライン英会話」などの話はご協力出来ると思います。
コメント
コメントを投稿