ソーシャルメディアを積極的に利用する学生を頻繁に
ツイッターのTL等で見かけるようになり,また,一部の
企業ではツイッターのフォロワー数やフェイスブックの
友達数を初期段階の選考に利用したり,「エゴサーチ」
と称して,応募者の持つ「背景」を調べようとしたりして
います。
<関連記事>
優秀とは何か
http://d.hatena.ne.jp/jigen88jigen/20090811/1249961807
Facebookは優秀な学生の囲い込みに使えるか?
http://careerzine.jp/article/detail/2062
優秀な学生なんてそもそも存在しない
http://ameblo.jp/masato119/entry-11150959598.html
今回このような記事を書くキッカケになったのは,ある後輩
と会話をしていた時に,彼に言われた一言でした。これは,
昨今のソーシャルリクルーティング(就職活動)が話題に
なる中で考えておくべきことだと思います。
後輩:「積極的にソーシャルメディアを利用して情報発信を
しながらそれをキッカケに,色んな人に出会って会話をして
いますよね。普通の学生よりも,「優秀」だと思いますよ。」
私:「それが,「優秀」と言えるかどうかは分からないけどね。」
「優秀」という言葉は,環境や文脈によって大きく変わる言葉
だと考えており,その意味で,極めて曖昧な言葉だと思います。
別に,ツイッターのフォロワー数やフェイスブックの友達数が,
現状の社会において「優秀さ」を担保するモノにはなり得ない
と思います。「評価経済社会」という文脈なら,まだ評価され
得るかも知れませんが,それが本当なのかどうかは分かりま
せん。
また個人的に,ソーシャルメディアを利用する中で「優秀(だと
思われる)」学生は,元々,そのようなスキルを持ち合わせて
いるだけかも知れませんが一般的に「対人スキル(コミュニケ
ーション)」は高いと感じています。
特に,ツイッターでフォロワーさんとお会いするためには,日程
や場所などの段取りや,その後のお礼のメールを送信すること
や,初対面の人と会話する際の,「対人スキル」などインターネ
ット社会だけではなく,リアルな社会でも求められる「社会的ス
キル」が必要とされており,それを鍛えることは十分に可能です。
この「社会的スキル」の高さが,一般的に「ソーシャルメディア」
と「優秀な学生」という関係を読み解くカギになるかと思います。
また,私はソーシャルメディアを利用する中で,どのような情報
を発信すれば,フォロワーにどの程度刺さる(反応があるか)か
など,「疑似マーケティング」を考えながらやっていますが,
それが社会の中でどのように生かされるかを評価するのは,
私ではなく「社会」であり「組織(企業)」だと思います。
むしろ,ソーシャルメディアを利用する過程で身に付けた「対人
スキル」(段取り力/調整力)や社会に対する「嗅覚」を鍛える
ことができているとは思います。,もしかしたら,後輩にはその
ことが「優秀さ」に繋がっているように見えたのかもしれません。
しかし,私は自分のことを「優秀な学生」だと思ったことは,
ありませんし,ソーシャルメディアを使わずとも自分よりも
活発に行動している「優秀な学生」を数多く知っています。
「ソーシャルメディア(の利用)」と「優秀な学生」の間
には,そこまで強い関係はない,というのが私の見解です。
特に,学生はソーシャルメディアを利用してフォロワー/友達を
多く獲得しても,自惚れないように気をつけましょう。「優秀さ」
は,そんな簡単に測定/評価できるものではありません。
そんな,私も時に「勘違い」を起こしてしまうかもしれないので,
自戒も込めて今回このような記事を書いてきました。何か気に
なることがありましたら,ご気軽に連絡してください。
ツイッターのTL等で見かけるようになり,また,一部の
企業ではツイッターのフォロワー数やフェイスブックの
友達数を初期段階の選考に利用したり,「エゴサーチ」
と称して,応募者の持つ「背景」を調べようとしたりして
います。
<関連記事>
優秀とは何か
http://d.hatena.ne.jp/jigen88jigen/20090811/1249961807
Facebookは優秀な学生の囲い込みに使えるか?
http://careerzine.jp/article/detail/2062
優秀な学生なんてそもそも存在しない
http://ameblo.jp/masato119/entry-11150959598.html
今回このような記事を書くキッカケになったのは,ある後輩
と会話をしていた時に,彼に言われた一言でした。これは,
昨今のソーシャルリクルーティング(就職活動)が話題に
なる中で考えておくべきことだと思います。
後輩:「積極的にソーシャルメディアを利用して情報発信を
しながらそれをキッカケに,色んな人に出会って会話をして
いますよね。普通の学生よりも,「優秀」だと思いますよ。」
私:「それが,「優秀」と言えるかどうかは分からないけどね。」
「優秀」という言葉は,環境や文脈によって大きく変わる言葉
だと考えており,その意味で,極めて曖昧な言葉だと思います。
別に,ツイッターのフォロワー数やフェイスブックの友達数が,
現状の社会において「優秀さ」を担保するモノにはなり得ない
と思います。「評価経済社会」という文脈なら,まだ評価され
得るかも知れませんが,それが本当なのかどうかは分かりま
せん。
また個人的に,ソーシャルメディアを利用する中で「優秀(だと
思われる)」学生は,元々,そのようなスキルを持ち合わせて
いるだけかも知れませんが一般的に「対人スキル(コミュニケ
ーション)」は高いと感じています。
特に,ツイッターでフォロワーさんとお会いするためには,日程
や場所などの段取りや,その後のお礼のメールを送信すること
や,初対面の人と会話する際の,「対人スキル」などインターネ
ット社会だけではなく,リアルな社会でも求められる「社会的ス
キル」が必要とされており,それを鍛えることは十分に可能です。
この「社会的スキル」の高さが,一般的に「ソーシャルメディア」
と「優秀な学生」という関係を読み解くカギになるかと思います。
また,私はソーシャルメディアを利用する中で,どのような情報
を発信すれば,フォロワーにどの程度刺さる(反応があるか)か
など,「疑似マーケティング」を考えながらやっていますが,
それが社会の中でどのように生かされるかを評価するのは,
私ではなく「社会」であり「組織(企業)」だと思います。
むしろ,ソーシャルメディアを利用する過程で身に付けた「対人
スキル」(段取り力/調整力)や社会に対する「嗅覚」を鍛える
ことができているとは思います。,もしかしたら,後輩にはその
ことが「優秀さ」に繋がっているように見えたのかもしれません。
しかし,私は自分のことを「優秀な学生」だと思ったことは,
ありませんし,ソーシャルメディアを使わずとも自分よりも
活発に行動している「優秀な学生」を数多く知っています。
「ソーシャルメディア(の利用)」と「優秀な学生」の間
には,そこまで強い関係はない,というのが私の見解です。
特に,学生はソーシャルメディアを利用してフォロワー/友達を
多く獲得しても,自惚れないように気をつけましょう。「優秀さ」
は,そんな簡単に測定/評価できるものではありません。
そんな,私も時に「勘違い」を起こしてしまうかもしれないので,
自戒も込めて今回このような記事を書いてきました。何か気に
なることがありましたら,ご気軽に連絡してください。
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