こんにちは、毎週恒例のブログ更新です。
前回の記事では、海外展開を積極的に行っている新進気鋭のマイクロブルワリー「BrewDog」(スコットランド)を紹介しました。今後はクラフトビール市場が伸びそうなブラジル、スウェーデン、日本などの国々に店舗を展開する、という計画も挙がっているようなので非常にその動向が楽しみです。
さて、今回はアメリカにもほど近い中南米メキシコのクラフトビール市場に関する記事がありましたので、そちらを紹介します。メキシコで一般的によく飲まれているビールと云えばモデロ社の「コロナ」です。最近の記事ではバドワイザーで有名なビール世界最大手のアンハイザー・ブッシュ・インベブ(ベルギー)によるモデロ社の買収計画が大きく伝えられており、その動向がにわかに注目されている企業です。
ちなみに、モデロ社は同国のビール市場において約60%の圧倒的なマーケットシェアを握っています。さらに、先ほど挙げたアンハイザー・ブッシュ・インベブは成長著しい新興国で圧倒的なマーケットシェアを誇っており、例えばブラジルでは69%、アルゼンチンでは77%、中国では3番目の売り上げを記録しています。同社はメキシコを上記の国々と同様に今後の大きな成長が見込める国として捉えており、メキシコ市場でシェアトップを誇るモデロ社に対する買収計画が持ち上げることも全く不思議なことではありません。
このように大手ビールメーカーによる活発な動きが目につく一方で、メキシコのクラフトビール市場は目立った動きがあまりないようです。こちらの記事によると2011年のビール市場全体に占めるクラフトビールの割合はわずか0.3%であり、日本と同様にもう少しクラフトビールのムーブメントが起こるには時間がかかりそうな気がしています。
<前回までの記事>
米国クラフトビール 醸造所に関する2つのグラフ
http://koheiharada.blogspot.jp/2013/01/blog-post_20.html
米国クラフトビール市場、17年までに約3倍の成長予測
http://koheiharada.blogspot.jp/2013/01/blog-post_26.html
国内クラフトビールメーカー Facebookページ7選
http://koheiharada.blogspot.jp/2013/01/facebook.html
ホームブリュワーのためのウェブサイト「HOMEBREW KOREA」
http://koheiharada.blogspot.jp/2013/02/homebrew-korea.html
シカゴのクラフトビール市場に根付く近江商人の「三方よし」という理念
http://koheiharada.blogspot.jp/2013/02/blog-post.html
ニューハンプシャー州でナノブルワリーの起業を促すための規制緩和案が施行
http://koheiharada.blogspot.jp/2013/02/blog-post_9.html
地ビールとクラフトビールの違いについて
http://koheiharada.blogspot.jp/2013/02/blog-post_9397.html
スコットランド発のマイクロブルワリー「BrewDog」
http://koheiharada.blogspot.jp/2013/02/brewdog.html
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