こんにちは、毎週恒例のブログ更新です。
前回の記事では韓国の自家醸造(ホームブリュワリー)に関する情報を紹介しました。米国同様に自家醸造をする人が増加しており、アジア先進国の中でもとりわけ早期にクラフトビールのムーブメントが起きている国であると云えます。
そして、今回は再び米国のクラフトビール事情に関する記事を紹介します。こちらの記事によると「シカゴで近年クラフトビールのムーブメントが起きている」とのことです。主なムーブメントの効果としては以下の点が挙げられています。
・小さな醸造所(マイクロブルワリー)の増加
・ビールの多様性を理解する愛飲家が増加
・味、香り、ローカルブランドに情熱を持つ醸造家の増加
・ブリューパブ(小さな醸造施設を持ちビールを提供する店舗)の増加
など上記4点が現在シカゴで起きていると記事では紹介されています。それこそ日本の近江商人で云うところの「三方よし(買い手(愛飲家)よし、売り手(醸造家)よし、世間(ビールの多様性を認める文化)よし)」がこのシカゴという地域に少しずつ根付いてきたのかも知れません。
日本でもクラフトビールのムーブメントを起こすには、シカゴと同じような雰囲気が必要になってくるので、国内のマイクロブルワリーは自社製品の営業や宣伝ばかりに意識を向けるのではなく、常に「三方よし」を意識した経営を継続的に行う必要があると思います。
最後にクラフトビール業界の専門家による言葉を紹介して記事を締めたいと思います。輸入ブランドやマスプロダクション型の企業に対する痛烈なメッセージが特に印象的です。
我々(クラフトビールの醸造家)は皆1つの大きな家族であり、お互いに助け合う関係にある。決して競合関係にあるわけでないので、お互いに成長の余地があり、さらにブランド価値を高めることができる。我々の競合は輸入ビールやマスプロダクションのブランドである。
<前回までの記事>
米国クラフトビール 醸造所に関する2つのグラフ
http://koheiharada.blogspot.jp/2013/01/blog-post_20.html
米国クラフトビール市場、17年までに約3倍の成長予測
http://koheiharada.blogspot.jp/2013/01/blog-post_26.html
国内クラフトビールメーカー Facebookページ7選
http://koheiharada.blogspot.jp/2013/01/facebook.html
ホームブリュワーのためのウェブサイト「HOMEBREW KOREA」
http://koheiharada.blogspot.jp/2013/02/homebrew-korea.html
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