こんにちは、毎週恒例のブログ更新です。
(下記リンクより引用)
前回の記事ではシカゴのクラフトビール市場に根付いていると思われる近江商人の「三方よし」という理念について説明しました。このことは、実は業界を問わずに経済(ビジネス)の基本的な考えであり市場が健全に成熟していく上では欠かせないと思いました。
今回は米国ニューハンプシャー州でナノブルワリー(マイクロブルワリーよりも更に小規模の醸造所)がクラフトビールの販売・製造免許を取得しやすくすることで、ナノブルワリーの起業を促すための新しい法律を施行する(規制緩和案)という記事を紹介します。
上記の記事によると米国内には100以上ものナノブルワリーが存在しているが、かつて1919年から1933年まで米国合衆国憲法修正第18条下において施行された「禁酒法」の名残が未だに米国内の多くの地域で残っていたことが原因でナノブルワリーが発展してこなかった、という指摘がされています。また、根本的な問題としてナノブルワリーはマスプロダクション型ブルワリー(大規模生産)のように大量生産、安定供給、品質管理ができていないことが、現在の大きな課題であるとも云われています。
もちろん規制緩和がなされることでニューハンプシャー州にナノブルワリーが数多く誕生することが予想されますが、その中できちんと品質管理が行われた製品を市場に安定供給することができるナノブルワリーがどれくらい残るかは、未だに規制緩和が行われていない他州にも大きな影響を及ぼすのではないかと思います。今後の動向に要注目です。
<前回までの記事>
米国クラフトビール 醸造所に関する2つのグラフ
http://koheiharada.blogspot.jp/2013/01/blog-post_20.html
米国クラフトビール市場、17年までに約3倍の成長予測
http://koheiharada.blogspot.jp/2013/01/blog-post_26.html
国内クラフトビールメーカー Facebookページ7選
http://koheiharada.blogspot.jp/2013/01/facebook.html
ホームブリュワーのためのウェブサイト「HOMEBREW KOREA」
http://koheiharada.blogspot.jp/2013/02/homebrew-korea.html
シカゴのクラフトビール市場に根付く近江商人の「三方よし」という理念
http://koheiharada.blogspot.jp/2013/02/blog-post.html
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