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10月, 2013の投稿を表示しています

新しい「価値」は他業界から謙虚に学ぶ

■同じ業界だけを見てても何も変わらない ビール業界にいると、どうしても他メーカーの動向が気になるものです。だけども、最近は他業界で活躍されている企業の戦略をチェックしています。特に同じアルコール類として日本酒やワインのトレンドにはアンテナを張っています。ここでは日本酒業界の中でも、ハイブランドとして急成長を遂げている「 獺祭 」という日本酒を取り上げます。 特に山口県・旭酒造「 獺祭 」は日本全国にある蔵元の中でも1つ飛び抜けた存在だと感じます。これまでほとんど日本酒を口にしてなかった私でも獺祭のことを知っていました。従来 の日本酒の飲み方と云えば、小さなおちょこで飲むものでしたが、獺祭が提案したのは「 飲み口が広いワイングラスで日本酒を楽しむ 」という新しい提案をしたことに大いに価値があります。 語弊を招くかも知れませんが、数百年の伝統を持つ日本酒業界は極めて保守的なイメージを持っていましたが、獺祭による ウェブを中心としたブランド戦略 には目を見張るものがあります。例えば、先日行なわれた メルセデス・ベンツ・ファッションウィーク東京 の協賛でスパークリング獺祭が振る舞われていたのには大変驚きました。また最近で、は世界各国に 輸出されNYでは特に高評価を得ているようです。 従来、日本酒がターゲットとしてきた50代〜60代以上の層だけではなく「 30代から40代の食に対する強い関心を持つ情報感度の高い層 」にまで裾野を広げる戦略に取り組んできた成果が着実に現れている印象があります。 ビール業界に限って云えば、これからはビール業界の競合はビールだけではありません。日本酒、ワイン、ウィスキーあるいは珈琲もユーザーの選択肢に入り、ますます競争が激しさを増してきます。となると、ここは「 謙虚に他業界から学ぶべきことはきちんと学ぶこと 」 が重要になります。 日本酒やワインの楽しみ方、珈琲豆の焙煎に対するこだわりなどはビールに通ずる部分が大いにあります。 クラフトビールはまさにそれらから学び、新しいビールの楽しみ方や価値を広める必要 があります。今後は個人レベルで獺祭のブランド戦略を参考に、新しい戦略を練っていくことにします。ということで日本酒の勉強をせねば。

あの音楽家や一流ホテルも愛用する、波動スピーカー! スピーカーの常識を覆した、元百貨店バイヤー社長の経営哲学

今回は 2013年11月21日(木) に行なわれる明治大学ビジネス・イノベーション研究所主催の 第14回学生セミナー のお知らせです。当研究所では過去に中小企業経営者や社会起業家の方々を講師にお招きしてセミナーを開催してきました。 ■ 過去の学生セミナー 第8回 株式会社アバンティ 渡邊智惠子 氏 http://koheiharada.blogspot.jp/2012/06/blog-post_21.html 第9回 日本貿易振興機構 北川浩伸 氏 http://koheiharada.blogspot.jp/2012/09/blog-post_6915.html 第10回 株式会社NENGO 的場敏行 氏 http://koheiharada.blogspot.jp/2012/10/blog-post_17.html 第11回 協同商事コエドブルワリー 朝霧重治 氏 http://koheiharada.blogspot.jp/2012/11/beer-beautiful.html 第12回 株式会社ブルースタジオ 大島芳彦 氏 http://koheiharada.blogspot.jp/2013/05/blog-post_18.html 第13回 株式会社渓水 菅野敬一氏 http://koheiharada.blogspot.jp/2013/09/blog-post.html 以下、第14回学生セミナーの告知文です。 https://www.facebook.com/events/558039954269882/?ref_dashboard_filter=upcoming 皆さんは波動スピーカーの存在を知っているだろうか? 波動スピーカーとは、波紋状に音を伝えることで、生演奏を聞いているような自然な音を生み出す、一般的なスピーカーとは一線を画すスピーカーである。ボサノバの神様と言われるジョアン・ジルベルト氏や坂本龍一氏等の著名な音楽家を始め、ザ・リッツカールトンホテル東京のスイートルームといった、一流ホテルでも愛用されるプロが認めたスピーカーなのだ。 そして、その波動スピーカーを一躍世に広めた企業こそ、エムズシステムである今回は、そんな自然派スピーカーを考案した、三浦光仁氏の経営哲学に迫る! ...

多忙は怠惰の隠れ蓑、という言葉について

約1ヶ月ぶりのブログ更新ではありますが、おかげ様で入社から9ヶ月が経過しました。小規模の会社に右も左も分からない新人がポンッ!と入ったもので、色々と苦労することも多いですが少しずつ前に進めていると思います。 ただし、やはり学生時代に比べて圧倒的に「忙しく」なっていることは間違いありません。学生時代のように好きな時に好きな人たちと好きなだけ会って話をすることは難しくなりました。申し訳ないと思いつつ「 仕事があるから今回の参加できない... 」という言葉を何度使っているのか?と。 そんな時にいつも思い出すのは「 多忙は怠惰の隠れ蓑のである 」という言葉なんです。忙しい、というのは良くも悪くも目の前のことに集中している訳で、ある種の満足感や達成感を味わうことが出来るものです。しかし、本当に「 大事なこと 」、さらに言うと「 なぜ? 」とか「 未来の話 」が全くできなくなってしまう性質があると思うのです。 忙しいからできない 、 忙しいからまた後で 、とか日常的に使っているワードばかりで、とても恥ずかしいです。今のことに精一杯すぎて、本当に考えなくてはならないことからどうしても目を背けてしまうようになります。つまりは、忙しい=思考停止に繋がりかねない危険信号だと思うのです。 時間はみんな平等に24時間あるわけで、要は時間配分をどうにかしてやり繰りするしか無いから、この辺りをこれから少しずつ変えていかねば。 言い訳とか怠惰はやっぱり格好わるい。