2012年10月25日木曜日

【考察】フィリピンのタクシー運転手との会話から学んだ新興国でモノを売るために大事なポイント -先進国という“色眼鏡”を外すこと-

こんにちは,毎週恒例のブログ更新です。


昨夜,このようなツイートをしたところ反響があったので紹介します。




上記のツイートをしたキッカケになったのは, 先日まで10日間旅をしていたフィリピン最終日にたまたま乗車したタクシーの運転手に言われたある一言でした。彼は笑顔で私に「俺にとって日本は大事な国なんだよね!と切り出し始めて以下のことを教えてくれました。




特に大事だと思うことは「日本車は少し価格は高いけど燃費もいいし,丈夫補償も付いている(から安心)」という箇所です。私は彼の話を聞いて今まで日本製の商品について抱いていた考え方が変わりました。


今までの新興国で需要がある(売れる)商品の一般的なイメージは「安かろう悪かろう」で質はあまり高くないけれど安価な韓国製や中国製のモノが売れて,高品質なんだけども価格が高いとされる日本製の商品モノは売れない,というビジネス誌やテレビの情報を鵜呑みにしていましたが,実のところ真実は「違う」のではないかと思い始めました。


確かに,新興国に限らずどこの消費者もモノを買う際に気にする大きなポイントの1つは間違いなく「価格」だと思います。特に,新興国の場合は1人当たりの国内総生産(GDP)が先進国並みの水準に達していないため,商品の質が多少低くても安価なモノを購入しようとするのは当然でしょう。


しかし,今後の新興国による経済成長とそれに伴う1人当たりの国内総生産(GDP)の増加を考えると,「安かろう悪かろう」という商品に対する需要は徐々に下がると思っています。(*このようなタイプの商品は頻繁に買い替えるコストが発生するためトータルで見れば負担額は大きい


むしろ,商品の価格が多少なり高くなっても,自動車でいえば「燃費」,冷蔵庫洗濯機いえば「省力化」などのポイントを丁寧に押さえ,なおかつ丈夫長持ちして補償がついているとなれば,こちらの需要の方が将来的には高まってくるのではないでしょうか。(ただし,無駄に高機能でむしろ燃料や電力を消費する商品は敬遠される傾向にあるのではないか


フィリピン滞在中にショッピングモール内の家電量販店を巡り,冷蔵庫を中心に白物家電をチェックしましたが,大型冷蔵庫の売れ筋であると思われるサムスン製の冷蔵庫には目立つように大きな文字で「省力化(Energy Efficiency)」と書かれていました。


よく考えてみれば,私たち日本人も自動車や冷蔵庫を購入する際に気にしているポイントの1つとして当然のように燃費」や「力化」を考えているのではないでしょうか。今回の考察記事を書いていて感じたことは,先進国というある種の主観に満ちた「色眼鏡」をかけて新興国を見ようとすると,必ず大きな間違いを起こすのではないか,ということです。



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